MAINTENANCE

ハタジオリジナルALPINE A110用「フロント強化ストラットマウント」

試運転を重ねてきたALPINE A110用 完全ボルトオン交換
「対荷重5t(純正比3倍強)フロントA7075ストラットマウント」長いので通称「ベイダー」

試作品を元にサスポイントを更に煮詰め、正式版は純正サスのまま15mmの前傾姿勢が取れます。
車高調整式ならば同じ車高で15mm分のホイールストローク自由度をゲットできます。且つ強度3倍v

超々ジェラルミンA7075材を用いることで
サスポイント対荷重が概算で純正比3倍強。計算上約5トンまで耐えますb

ので、飛んでも跳ねだしても、ここの耐久性など意識することは全くありませんでした。

試作ベイダーは前傾10mmですが、それでも初期ステアはリニアに。このテスト時は純正アブソーバー。ベイダーのみ

以下、ベイダーの量産化に至るまでのまとめですm(__)m


A110はインホイール形状やボンネット高の兼ね合いでアッパー&サイドフレームが低くなっておりダンパーが寝ているので、上下ストロークに対してダンパーアッパー点に左右入力が発生します。

同様の強化を本国のA110競技車両でも見受けられますが、今後タイヤサイズを上げたり入力が増えた際に心配な部分の対策となります。
つまり
私たちにとってはRAVAGE用に手元に置く必要あり。
もちろん
剛性が上がれば微小ストロークでのダンピングは改善しますし、取付点変形低減による接地感向上、ロードノイズ低減も見込めます。

今回はプラス機能として
純正よりサスポイントを上げる
=車高ダウン時のストローク量を確保。逆に↓
=純正アブソーバーにコレを組み込むだけで15mm程度,前傾姿勢を取れますb
=心ばかりではありますがレバー比改善(アブソーバーに掛かる横入力を低減)も。

顧客様A110にとってはそもそも純正が強アンダーセッティングなので、前後バランス調整をできるメリットが一先ず支配的かもしれませんね。
アライメントデータもだいぶ揃ってきましたが、
お好み、用途で大体の指標もお渡しできるように引き続きテスト続けます。