従来より多段化したスポーツシフト2は、1-6速をクロスレシオ化することと20%高速化したシフトチェンジとが合間って非常に子気味良い加速を維持します。追加された7速にはよりハイギアードを用いることで高速巡航時の静粛性もアップ。

ドライサンプ。フロントミッドシップV8にトランスアクスルなどカタログに表記されたこと以上に、VHプラットフォームの美しいアルミニウム構造材や、堅牢なM14ホイールボルトと強大なハブベアリング、そしてステアリングフィードバックに腐心したホイールオフセットなどなど。噛めば噛むほど好きになれる様なエンジニアリングをお楽しみいただけるヴァンテージです。

コンビレザーに彩られた美しいインテリア。紫外線によるダメージも全く見受けられず、ハリと艶のある素晴らしいコンディションです。

ポップアップ式で綺麗に収められたサテライトナビゲーション。Bluetoothハンズフリーやドライブレコーダーなども装備。何よりも羨ましいのがロックトゥロックが3.04から2.62回転まで速められた事。今まで(4.3L比)FSWのAコーナーでは切り足しが必要だった局面でも脇の中に収まるイメージへ。

電源を入れるとニョキッとせり出てくるツイーターシステムのバングアンドオルブセンオーディオシステム。低音、中音、高音全てのシステムがB&Oによって作り込まれてます。

素晴らしいステッチワークが施されたスポーツシート。スレや汚れのつき易いサイドサポートはブラックレザーとされているところも長い付き合いをするのに非常に嬉しい配置。

雨染みしやすいラジエターグリルの綺麗な状態をご覧いただければ如何に保管環境が良かったかご確認いただけます。　

ドライサンプ化（低重心化）されたV8自然吸気エンジンをフロントミッドに搭載。ミッションはデフと一体化しリアに配すトランスアクスルレイアウトが採用されています。

グラファイトDTホイールから覗くグレイの６ポットキャリパーがアクセントに。380mmにまで拡大された2ピースブレーキローターと対向6ピストンキャリパーは初期タッチも滑らかで足裏に吸い付く様なブレーキタッチ。そしてそのままでサーキットに持ち込んでも必要十分な容量が確保されました。

飛び石のダメージを直に受け止めるサイドステップ下部もご覧の遠い。フロアー底面に至るまで綺麗な状態を維持しています。