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KTM

X-BOW GT

全身をカーボンで包み込んだ異形と暴力的なパワーを秘めながらも、乗り出してしまえば高いスタビリティとスクリーンに囲まれた室内感により、"普通”を感じさせてくれるGTの入庫です。

走行中の弱雨ならばさほど気にならずに走行可能なGTではありますが、オプションのX-TOPによりルーフ展開が可能な個体です。

シートは固定でステアリングとペダルをスライドしてポジションを合わせるフォーミュラ式の構造を採用。サスペンションアームは、クラッシュ時に折れてホイールが外れて衝撃を分散させるフォーミュラーカー同様の構造です。

オプションのコンフォートシートと4点ハーネスを装備。乗り込みやすく高速巡行でも疲れにくかったです。

350ps/505Nmの加速を預けるヘッドレストはしっかりと厚みのある優しい仕立て。シートもビジュアルに反して身体を優しく包んでくれるので長距離ドライブも可能です。

絶品と言われるカーボンモノコックシャシの桁違いな箱感はダイレクトに安心感へと繋がっています。ミシリとも言わぬシャシのお陰で足は柔らかさ、マイルドさが強調され乗り心地が秀逸です。バックモニター装備も含めて極低速時から運転は非常にしやすいのも特徴。

シフトの感触と確実性はアウディと同一。横にサイドブレーキレバーが配されスピンターンなどでの操作性も織り込まれている様子です。

常設のバックモニターを追加装備。

スマホ連動で利用するスピーカーが増設されています。

サスペンションのカムが動いていることを運転席からも視認でき、ドライブ中もずっと見ていられます。

プッシュロッド式が採用されたサスペンション。WP製のパフォーマンスダンパーはハイスピード・ロースピード共に減衰力の調整が可能です

オプションのX-TOP(ホロ)展開時。

KTMに特注したエキゾーストは野太いエキゾーストと共に余りあるトルクを強調。左右に設置されたレーシングトゥフックも純正品です。

KTM X-BOW GT車両状態確認動画

POINT

オートバイメーカーKTM(オーストリア)がフォーミュラコンストラクターであるダラーラ社設計のレーシングスペックを誇るカーボンモノコックシャシに時速200kmで193kgのダウンフォースを発生するキスカデザインのボディカウルを架装し発売開始されたクロスボウ。スクリーンなどなかったRをベースとしてウインドスクリーンを構築し、ヘルメット無しで搭乗可能としたのが今回入庫したGTです。しかもカーボン製オプションパーツに包まれた個体で別物感をことさら強調しています。さらにオリジナルから+64ps/+85Nmかさ増しされ350ps/505Nmもの出力を持たされていますが、スイッチ一つで出力調整可能です。

年式
2016年
型式
-
走行距離
2.3万km
車検
R7/7
EG
2.0L S4 Turbo
シフト
6速MT
ハンドル
左ハンドル
修復歴
ナシ
出力/トルク
285ps+64ps/420Nm+85Nm
車体重量
847kg
全長×全幅×全高
3738×1915×1202
純正装備/純正オプション
○Audi TFSIエンジン  ○6速マニュアルトランスミッション ○メカニカル ロッキング ディファレンシャル(LSD) ○エンジンロアーマウント ○カーボンファイバーモノコック&クラッシュボックス(クリアコート仕上げ) ○フロントスプリッター ○アルミ複合アンダーボディー ○リアディフューザー
○ 脱着式ステアリングホイール(チルト・テレスコピック機能付き)

□パフォーマンスサスペンションWP製2way別タンク式(圧側/伸側 High/Low 2 way 調整可能) 
□マルチメディアインターフェイス □タブレット端末(バックカメラ連動) □コンフォートシート □X-BOW Battle Belt(4点式ハーネス) □クイックシフト □GTシフトブーツ、アルミハンドブレーキ&シフトレバー
□X-TOP(一般走行用ソフトトップ) □スペシャルペイントデザイン
□スポーツエキゾースト □BBSホイール □レーシングトゥフック(R牽引フック)
追加装備/モディファイ
□Race Chip □ブースト計 □スピーカー □ETC車載器